福島第一原発で、準備作業のミスにより中断した燃料デブリの取り出しについて、東京電力は原因の調査を進めていて、作業の再開は週明け以降となる見通しです。
福島第一原発2号機では、22日、事故後初めてとなる燃料デブリの試験的な取り出しに着手する予定でした。しかし、直前になって取り出し装置を格納容器に押し込むパイプの順番が間違っていることがわかり、作業が延期されました。
東京電力によりますと、このパイプにケーブルを通す作業は7月28日に行われていて、この時点でパイプは本来とは異なる順番で置かれていたと見られています。
東京電力は、作業を行った協力企業の作業員から聞き取りを行うなどして原因の調査を進めています。
今後の作業について、東京電力は「原因と対策をまとめ、県に説明をした上で再開させる」としていて、再開は早くても週明け以降になる見通しです。














