山形県内ではいま、桃の収穫が最盛期を迎えています。

東根市できょう、大玉品種「川中島白桃」の品評会が行われました。

今年は一層コクがあり、平年より良い品質に仕上がっているというです。

芳醇な香りと、とろける食感。それに強い甘みも加わった大玉品種「川中島白桃」です。

県内でも多くの生産量を誇る東根市では、毎年、生産者の栽培技術向上を目指し品評会が行われていて、きょうは、市内の生産者から27点が出品されました。

今年は暑さや大雨の影響が心配されましたが大きな被害はなく、収穫時期が例年よりも一週間ほど早くなったものの、大きさも糖度も平年以上に仕上がったということです。

品評会には糖度が去年を上回る17.9度を記録する桃も出品されていました。

東根市長賞、最優秀賞一席には着色や玉ぞろえ、詰め方などが評価され、岡田史さんの桃が選ばれました。

東根市農業協同組合 松浦洋二 代表理事組合長「玉伸びの良い、粒の肥大も良いおいしい糖度がのったコクのある桃ができていると思う。ぜひ全国のみなさんから山形の東根のおいしい桃を食べていただきたい」

JAさくらんぼひがしね管内では、およそ1200トンの桃の出荷を見込んでいて、「川中島白桃」は県内や首都圏、関西に向けて今月いっぱい出荷される予定です。