滑川市に住む60代女性が、警察官などをかたる特殊詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。被害総額は5380万円に上ります。

警察によりますと今年6月、60代女性の携帯電話に「あなたはファイルを暗号化し利用できない状態、いわゆるランサムウェアを感染させた容疑者になっている」などとセキュリティ関連団体を名乗る男と警視庁の警察官を名乗る男から相次いで電話がありました。

その後の電話で、セキュリティ関連団体を名乗る男から「被害者が示談金を要求している」などと言われ、女性は指示に従い8月12日までの複数回にわたり現金5380万円を送金してしまったということです。

警察は、ありもしない事実を告げて現金をATMから送金するように指示するのは詐欺の手口だとして、少しでも不審な電話があった場合は、一人で悩まず、警察に相談してほしいと呼びかけています。