連日の激しい雷雨となった関東・東北の各地。この日は広島で起きた大規模な土砂災害からちょうど10年の日でもあります。現地では慰霊式が行われ、母親を亡くした男性は「みんなで自分たちの命を守ることを考える日に」と語りました。
駐車場に打ち付ける激しい雨。雷の音も聞こえます。
記者
「午後3時すぎから降り始めた雨が、わずか10分ほどでたたきつけるような勢いに変わりました」
突然の雷雨が20日も各地で。福島県郡山市では、あっという間に道路が冠水しました。
撮影者
「前兆は雷が鳴り出しまして、雨と風がいきなり来た感じでした。本当に嵐っていう感じ」
豪雨の前兆ともいえる雷。21日は九州から関東の広い範囲で雷が発生する確率が高くなっていて、特に午後の時間帯は警戒が必要です。
忘れてはいけないのは、時に雨が多くの命を奪ってしまうということです。
10年前の8月20日。広島市で大規模な土砂災害が発生し、災害関連死を含め77人が犠牲となりました。
その要因となったのが、広島市北部で発生した「線状降水帯」です。線状降水帯とは、発達した雨雲が線状に並び、同じ場所に長い時間大雨を降らせるもので、事前の予測が難しいとされています。
当時の気象庁の資料に記載されたことで、「線状降水帯」という言葉が広く知られるようになりました。
夕方から行われた慰霊式。8.20と並べられたおよそ200個の灯篭は、地元の小学生たちが作ったそうです。「忘れたいけど忘れられない」と書かれていました。
澤本恭宏さん(53)。当時自宅の2階で寝ていましたが、1階で寝ていた母親の範子さんが流れ込んできた土砂に巻き込まれ亡くなりました。
母を亡くした澤本恭宏さん
「2階で寝させていれば、亡くならなくてすんだ命。申し訳なかったという想い。強い雨が降ったときには、家の中に土砂が流れるときの光景を思い出す。みんなで自分たちの命を守ることを考える日にならないといけないと思う」
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