山形県内に甚大な被害をもたらした大雨から1か月が経とうとしています。

戸沢村と鮭川村ではきょう、仮設住宅の建設が始まりました。

深田倫寛 記者「戸沢村では大雨の被害を受けた人の新たな生活の場となる仮設住宅の建設が始まりました」

仮設住宅の工事が始まったのは戸沢村と鮭川村です。

戸沢村には、旧戸沢小学校跡地に21戸、鮭川村には8戸建設されます。今回建てられる仮設住宅は木造平屋で世帯の人数に合わせ1Kから3DKまであり、入居にあたり家賃の負担はなく、最長で2年間住むことができます。

きょうは、住宅の位置を決める縄張りという作業や、冬場の雪対策で建物の基礎を
高くするために必要な地盤の高さの測定を行いました。



県の担当者「建設型の仮設住宅は酒田大火以来、50年ぶりなので今回の大雨被害の大きさを感じている」

県によりますと今回の記録的な大雨による建物の被害戸数は、戸沢村でおよそ300戸、鮭川村は72戸に上っているということです。

今回の建てられる仮設住宅にはり災証明で、住宅が全壊又は半壊し住むことができないなどの条件を満たす、全ての世帯、75人が入居するということです。

県の担当者「避難している人大勢いるので、一日も早く仮設住宅に入れるように、そこで安心してもらえるように、なるべく早く完成までもっていけるように頑張ろうと思う」

仮設住宅は来月末に工事が完了し、10月上旬から入居が始まるということです。