今週、熊本県甲佐町で全国で最も長い猛暑日の連続記録を更新しました。きのう(15日)記録は途切れ、全国1位ではなくなりましたが、甲佐町は本当に暑いのか?なぜここまで猛暑が続いたのか?取材しました。
町の人も「耐えきれない暑さ」
きょうも気温が35℃を超える猛暑日となった甲佐町。町の人達は…。

町民「やっぱり暑い。今年は特にひどい」
町民「暑いです。甲佐はなにしろ暑いです。耐えきれない暑さ」
とにかく暑いという今年の夏。

甲佐町では、7月19日から猛暑日を27日連続で観測。きのう(8月15日)記録が途切れたものの、一時は全国最長の記録を更新しました。
しかし、なぜ甲佐町がそこまで暑いのか、観測する場所になにか原因があるのでしょうか。気温を観測している現場を訪ねました。
猛暑を記録する現場は…『小学校の敷地内』
観測機器が設置されていたのは、小学校の敷地内でした。

龍野小学校 山下清孝校長「日本で一番になるとは思いませんでした。特に龍野小学校の敷地内なので驚いています」
ここは熊本地方気象台が県内に設置している気象観測所の1つで、気温や湿度、風、降水量などを自動で観測しています。

森明子 気象予報士「気温を測っているのが、あちらの機械です。直射日光の影響を避けるため、筒の中に温度計が入っていて、中の空気も入れ替わる仕組みとなっています。まわりに大きな建物や木もなく、観測環境は良さそうです」
つまり、観測環境に問題はなく、甲佐町は本当に暑いようです。