この時期に相次ぐ「水難事故」。大人はもちろん、子どもたちの命を守るためにも、見えない危険をしっかり確認しておく必要があります。
川には“4つの見えない危険”が潜んでいるといいます。

(1)川の温度
この時期、屋外のプールは水温が30℃を超えることもありますが、岐阜県中津川市を流れる付知川へ取材に行った際の水温は、22℃と気温よりも10℃ほど低いのです。プール感覚で飛び込まないようにしてください。

(2)見た目より深い
透明度が高い川は川底が見えているので、それほど深さを感じませんが、光の屈折などもあり見た目より深いところがあります。

(3)見た目より速い
見た目より深いだけでなく、速いところがあるというのも頭に入れておいてください。速さは急に変化するので「大丈夫だろう」という油断は禁物です。

(4)岸に戻れない
流れが穏やかでも、川底が砂利で角度がある場合は、足がとられて滑るので注意が必要です。足を動かすと斜面が崩れてしまうのです。
