定額減税制度を巡り山口市は、本来受け取れない「死亡した人」に書類を送っていたと発表しました。
山口市によりますと先月末、定額減税で市から直接給付を受けられる人を対象に、およそ3万4000人分の書類を発送しました。
しかし、今月5日、書類を受け取った市民から「すでに死亡している家族宛に届いている」と指摘がありました。
定額減税で直接給付を受けられるのは今、生きている人で死亡した人は対象になりません。
市で調べたところ発送する際に、給付対象者から死亡した人を宛名から除外するのを、委託業者の担当者が忘れていたということです。
誤送付は222件で市には10件程度の問い合わせがあったということです。
市では「家族を亡くした方に悲しい思いをさせて申し訳ない」などと話しています。