電力不足を解決できるかもしれません。米・サンフランシスコの会社が太陽光発電できる透明なガラスを開発しました。高層の建物の場合、側面の窓全部で太陽光発電すれば、屋上で発電するより多くの電気を生む可能性があるといいます。
山本恵里伽キャスター:
電力不足の解決策になるかもしれない話です。無色透明で普通のガラスと変わらないように見える窓ですが、実は太陽光発電をしています。
窓から出ている電線にプロペラをつないでみると…回ります。
開発したのはアメリカ・サンフランシスコ近郊の会社「ユビキタスエナジー」で、特殊な有機色素をガラスの表面に塗ることで、太陽光の赤外線と紫外線を吸収し発電していると言います。
小川彩佳キャスター:
UVカットもしてくれるんですね。これどれぐらい発電するのでしょうか?
山本キャスター:
発電量は通常の太陽光パネルの10分の1ほどですが、高い建物の場合、屋上より側面の方が設置面積が大きくなるため、サンフランシスコのセールスフォース・タワー(326メートル)なら屋上の20倍の発電が可能だそうです。
開発した会社は「世界中では毎年およそ18億平方メートル、世界を100周するほどのガラスが設置されている。私たちはその全てのガラスが電気を生み出すことができるのではと考えている」といいます。
この会社には日本のエネオスも出資していて2025年からの量産化を目指しているとのことです。
小川キャスター:
電気自動車にも活用できそうです。ゲームチェンジャーになりそうですね。