関東大震災の朝鮮人虐殺をめぐる集会での「朝鮮帰れ」などという発言を、東京都が「ヘイトスピーチ」と認定しました。この集会での発言を都がヘイトスピーチと認定するのは2度目です。
東京・墨田区の都立横網町公園では毎年、9月1日に関東大震災の朝鮮人虐殺の犠牲者を追悼する式典が行われていますが、例年、虐殺を疑問視し、追悼碑の撤去などを求める「日本女性の会 そよ風」が同じ日に集会を開いています。
去年の集会での「朝鮮帰れ」などという発言をめぐり、ライターの男性が条例に基づくヘイトスピーチにあたるとして、東京都に認定を求めていました。
こうした中、都は「朝鮮帰れ、祖国へ帰れ、日本にいらない」などという、「去年9月1日の東京・墨田区内の表現活動」が「不当な差別的言動」に該当するとして、ヘイトスピーチに認定したことを、今月2日、ホームページ上で発表しました。
しかし、都は発言者や集会を開いた団体名などを公表していません。
都はこれまでに、「そよ風」の2019年の集会での発言をヘイトスピーチと認定した一方で、その後も公園の使用許可を出していて、疑問や批判の声が上がっていました。
追悼式典をめぐっては、歴代の都知事は追悼文を送ってきましたが、小池知事は2017年以降は送っておらず、式典の実行委員会は今月1日、都に対して要請文を提出しています。
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