関東大震災の朝鮮人虐殺をめぐる集会での「朝鮮帰れ」などという発言を、東京都が「ヘイトスピーチ」と認定しました。この集会での発言を都がヘイトスピーチと認定するのは2度目です。
東京・墨田区の都立横網町公園では毎年、9月1日に関東大震災の朝鮮人虐殺の犠牲者を追悼する式典が行われていますが、例年、虐殺を疑問視し、追悼碑の撤去などを求める「日本女性の会 そよ風」が同じ日に集会を開いています。
去年の集会での「朝鮮帰れ」などという発言をめぐり、ライターの男性が条例に基づくヘイトスピーチにあたるとして、東京都に認定を求めていました。
こうした中、都は「朝鮮帰れ、祖国へ帰れ、日本にいらない」などという、「去年9月1日の東京・墨田区内の表現活動」が「不当な差別的言動」に該当するとして、ヘイトスピーチに認定したことを、今月2日、ホームページ上で発表しました。
しかし、都は発言者や集会を開いた団体名などを公表していません。
都はこれまでに、「そよ風」の2019年の集会での発言をヘイトスピーチと認定した一方で、その後も公園の使用許可を出していて、疑問や批判の声が上がっていました。
追悼式典をめぐっては、歴代の都知事は追悼文を送ってきましたが、小池知事は2017年以降は送っておらず、式典の実行委員会は今月1日、都に対して要請文を提出しています。
注目の記事
「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】

「別腹」は気のせいじゃない…正体は脳と胃が連動して起こる “生理反応” 食べたい誘惑に打ち勝つ!医師が解説

クマ外傷の9割は“顔面”を損傷「鼻を拾って外科手術で…」100例以上診た医師が語るクマ襲撃のリアル「精神的なダメージも深く」後遺症でかすむ日常

【全文掲載】高市早苗総理 初の所信表明演説 物価高対策に経済成長、外交・安全保障など詳しい政権運営方針 人口政策・外国人政策も

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】









