香川県高松市出身の日下尚選手が快挙です。パリオリンピック™レスリング男子グレコローマンスタイル決勝に出場し、金メダルを獲得しました。

「NAO KUSAKA」

胸の「日の丸」を叩き気合を入れた高松市出身の日下尚選手(23)。レスリング・グレコローマンスタイル77キロ級決勝に登場です。

(声援音)
日下選手の地元・高松市では約90人が声援を送りました。

決勝の相手はカザフスタンのジャドラエフ。日下は序盤、相手に2点のリードを許しますが…第2ピリオド

(実況)
「日下左さす。圧力かける。一気にいった。場外へ行って2点入った」

素早い仕掛けで相手を崩すと投げ技からバックを取って一気に4点を奪い逆転。そして歓喜の瞬間が…

(実況)
「初出場で金メダル!」

日下は日本人選手としてこの階級初めての五輪王者となりました。

(3歳から日下選手を指導した高松レスリングクラブ 山下和代コーチ)
「もううれしいです。夢のようです。よくやった、帰ったら『ギュってしてあげる』」

(金メダル獲得 日下尚選手(23)(高松市出身))
「夢を見てるようです。最高に楽しい6分間でした。小さい頃からキツイ思いを乗り越えてやってきたので本当に優勝できてよかったです」

香川県の出身者が五輪個人種目で金メダルを獲得するのは初めての快挙です。

(日下選手の父 省二さん)
「まさか五輪で金メダルをとるようになるとは全く思わなかったですね」

(日下選手の母 晃子さん
「『尚が勝つんだ』って信じてずっと気持ちを落ち着かせてました」

(日下選手の父 省二さん)
「(尚が)夢に向かって金メダルをとるんだということを実行できて良かったです」

歴史に名を残す偉業に市民からも喜びの声がー

(市民)
「すごくカッコいいなと思いながら。同じ地元の香川県から金メダルをとった人が出るなんてすごいなって」
「生で見ました」
(Qどうでした見られて)
「よかったです。すごく。元気をもらいました」

讃岐の地が生んだ努力の超人・日下尚! 笑顔溢れる新王者の誕生です。

(金メダル獲得 日下尚選手(23)(高松市出身))
「信じるのは、『自分』と『過去の練習量』。自分がやってきたすべてを信じて自分自身を奮い立たせて前に出続けました」
(Q本当におめでとうございます)
「ありがとうございます。しゃぁ!やったぜ!」