水俣病の患者・被害者団体と木村知事の懇談が水俣市で開かれました。

この懇談は今年5月の環境大臣と関係団体との懇談を巡る問題を受けて開かれたもので、6団体の約30人が参加しました。

木村知事は冒頭、「課題が1つでも前に進むように議論ができれば」と挨拶。
団体側は、水俣病の認定制度の見直しなどを求めましたが、国から認定業務を請け負う立場の県は、見直しに関して言及しませんでした。

これに対し団体側からは、「非常に消極的で後ろ向き。患者に寄り添う考えが薄い」と厳しい声があがりました。

水俣病被害者互助会 佐藤英樹会長「国にばかり依存しないで、県は率先して水俣病被害者を救うことを考えて下さい」

団体側は水俣病問題の解決に向け今後も定期的な懇談や実務者協議を求めています。