河野デジタル大臣は核融合の技術が2050年の脱炭素社会に向けて、「大きな切り札になる可能性は十分にある」と期待を寄せました。
河野デジタル大臣
「最終的なゼロエミッションに向けてやらなきゃいけないことを時間軸を置いていくと、核融合というのは、そのときに大きな切り札になる可能性は十分にあるだろうと思います」
河野大臣はきょう午後、茨城県にある核融合の研究施設を視察しました。「核融合」は原子核同士を融合させてエネルギーを発生させるもので、わずか1グラムの燃料から石油8トン分のエネルギーを生み出すことができますが、「核分裂」のような連鎖反応のリスクも低く、高レベルの放射性廃棄物も出ないとされています。
河野大臣は生成AIの登場などで電力需要の予測が大きく上振れする可能性に言及した上で、「原発の再稼働、再生可能エネルギーからそれこそ核融合に至るまで、いろんなところに張っておいて、最終的に当たったものから回収していくということになるだろう」と述べました。
過去に“脱原発”を主張していた河野氏ですが、きょうは原発の新設や再稼働、核燃料サイクルといった選択肢も否定しませんでした。
注目の記事
外免切替が厳格化「問題が難しくなった」外国人から戸惑いの声も 住民票の提出義務化、試験内容も大幅見直し

和式トイレの水洗レバー「手で押す」?「足で踏む」? 街頭取材では拮抗…それぞれの主張は 正しいのはどっち?

【台風情報】台風23号 九州・沖縄に接近へ 東日本にも影響か【雨風シミュレーション9日(木)~14日(火)/ 全国の週間予報】台風23号気象庁進路予想 台風情報2025

コーヒー豆を運ぶトラックで「息子は天国に行った」夢を絶たれた29歳のバリスタ 遺志を継いだのは母だった 【人をつなぐコーヒー・前編】

“セクハラ” に揺れる南城市 市議会解散は古謝市長の正当な権限か、乱用か…市議選に2000万円超は税金の無駄? 専門家が語る「制度の想定外」

「いまでも5日は苦手」事件と向き合い続けた父親 娘のストラップはいまも… 20年以上続けたブログにも幕を下ろし 廿日市女子高生殺人事件から21年

