富山市は、2005年の市町村合併の効果や問題点について検証を進めています。

検証委員会は大学教授や旧7市町村ごとの代表らで構成されていて、23日は事務局の市側から合併後の人口推移が示されました。

それによりますと、2005年から2020年までの人口増減率は県全体でマイナス6.9パーセントとなっているのに対し、富山市はマイナス1.7パーセントと減少の度合いが緩やかになっています。

一方で、旧町村部の山間部では、人口が集積するエリアが減っていて、委員からは「中山間地では農業の担い手がおらず、働く環境の整備や支援が必要」といった意見が出ました。

委員会は来年1月をめどに効果や課題について報告書をまとめます。