那覇市議会議員の補欠選挙で当選した7人に、23日、市の選挙管理委員会から当選証書が手渡された。

受け取った当選者は―

▽5期目 仲松寛さん
「大変身の引き締まる思いです。中立、是々非々でやっていきます」

▽初当選 下地ななえさん
「大きな夢を語って当選させて頂きましたけども、ここからは皆さんと仲良く上手く調整してどうしてもやりたいと言ってきた政策を通せるように頑張っていきたいと思います」

▽初当選 上原ゆいなさん
「やっと実感が湧きました。たくさんの方のご支援と応援を頂いたので、期待に応えられるよう、期待を超えられるよう頑張ろうと思います」

当選した7人の知念市政に対するスタンスはそれぞれ、与野党が3人ずつ、中立が1人となっている。

7人の任期は、今回改選されていない市議と同じ来年8月まで。

市議補選は、前の議長が土地取引をめぐる収賄事件で逮捕・起訴された問題などを受け議員辞職したことや、複数の市議が6月に行われた県議選に立候補するために辞職したことで、議員定数の6分の1を超える7人の欠員が出たことに伴い実施されていた。

那覇市選挙管理委員会によると今回の補欠選挙の投票率は21.07%で、沖縄の日本復帰後、那覇市で行われた選挙で過去最低となった。

28年ぶりに、ほかの選挙と同時に行わない補選単独での実施だったことも、投票率が低くなった要因のひとつとみられている。

県内では過去最低の投票率45.26%となった今年6月の県議選に続き、選挙の投票率が低くなる傾向が続いている。