3年前、大分市で起きた時速194キロの車による死亡事故の現場に18日、交通事故防止を目的としたパトカー型の看板が設置されました。

(加賀其記者)「事故の起きた現場は交通量の多い道路です。事故対策として現場ではパトカーに模した看板の設置が進められています」

この事故は2021年2月、大分市大在の交差点で当時19歳の男の運転する車が時速194キロで車に衝突し、小柳憲さん(当時50歳)が死亡したものです。

大分地検は男を危険運転致死の罪で起訴し、11月5日に大分地裁で初公判が開かれます。

遺族の要望などを受けて去年3月、警察が現場にパトカー型の看板を設置しました。この看板が壊れたため、警察は8月にいったん撤去しましたが、修理が終ったことから18日、改めて設置しました。

この現場では今年7月2日、バイクと車が衝突し、男性1人が死亡する事故が発生しています。小柳さんの姉・長文恵さんは、「今後、死亡事故が起きないよう願い看板が抑止になればと思います」とコメントしています。