中国政府は今年4月から6月までのGDP=国内総生産の実質成長率がプラス4.7%だったと発表しました。今年1月から3月の成長率5.3%から減速しています。
中国の今年4月から6月までのGDPの実質成長率は、去年の同じ時期と比べてプラス4.7%でした。今年1月から3月の成長率5.3%から減速したほか、政府の通年の成長率の目標プラス5%前後も下回った形です。
減速の理由について、中国国家統計局は「大雨による災害が多発したことや、国内需要の不足」としています。
また、上半期のGDPの伸び率は前の年と比べてプラス5.0%でした。
上半期全体を通しては通年目標を達成した形になっていますが、不動産業の低迷が顕著で、前の年に比べ不動産の新規売上額はマイナス25%、新規着工面積はマイナス23%と依然景気回復の足かせとなっていることがうかがえます。
中国国家統計局は「上半期の中国経済は全体的に安定し、構造転換は着実に推進されている」と述べる一方、「国内需要はいまだに不足していて、景気回復の基礎を固める必要がある」との認識を示しています。
GDPは毎回、記者会見で発表されますが、今回はホームページ上にデータを発表するだけという異例のものになりました。中国当局は理由を明らかにしていませんが、きょうから長期的な経済政策について議論する3中総会が始まることを考慮したものとみられます。
注目の記事
「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る
