3人が犠牲となった、愛媛県の松山城北側斜面の大規模な土砂災害は発生3日目の14日、現地で土砂の撤去などが行われていました。
12日未明に発生した土砂災害では、松山城北側の斜面が高さ100メートル、幅50メートルにわたり崩れて住宅1棟が倒壊、住人の高齢夫婦と40代の息子の合わせて3人が死亡しました。
発生3日目の14日、松山市緑町の現場では市による土砂の撤去などが行われていました。
松山市によりますと、路上は16日にも撤去を完了し、翌17日以降、倒壊家屋の作業に移る予定だということです。
また14日は、国土交通省の担当者も今後の復旧対策を検討するため、視察に入ったということです。
こうした中、現場とその周辺の市内清水地区には、警戒レベル5「緊急安全確保」が発表されていて、14日午後5時現在31世帯56人が避難中です。
(住民)
「水も出ないしガスがだめだから、あとどうしようか…」
「住んでいるところに帰ってちょっと荷物なんかも取りたかったが、まだ、入れる状況ではない」
一方、土砂災害の影響で、松山城とその関連施設は営業を中止していて、山頂までの道路も封鎖されています。
(茨城から)
「松山城に登れなくて残念」
(東京から)
「ロープウェイとかきれいそうだし行きたかった。また来る」
気象台によりますと、県内では15日にかけ大気の状態が非常に不安定となる見込みで、これまでの雨で地盤が緩んでいるところは、少しの雨でも土砂災害となる恐れがあり十分注意が必要です。
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