リニア中央新幹線のトンネル工事で発生する重金属などを含んだ残土を、県内駅の周辺工事で使わないよう住民有志の団体がJRや飯田市に求めました。
「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」は10日、飯田市にあるJR東海の長野工事事務所と市役所を訪れ、それぞれ6,400筆余りの署名を提出しました。
リニア新幹線のトンネル掘削工事では、ヒ素などの重金属を含んだ残土が排出されていて、JR東海は対策を施したうえで駅の橋脚の基礎工事などに使う計画を示しています。
飯田市の担当者と懇談した住民有志は、「JR東海が『自然由来』と説明する土は、有害な産業廃棄物にすぎない」などとして使用を中止させるよう要請。
市は「確実な安全対策と住民の理解が必要」としたうえで、「活用自体は市として否定するものではない」と応じました。
署名を提出した住民の会の代表世話人・大坪勇(おおつぼ・いさむ)さんは、「100年大丈夫と言ったって、今の対策のやり方では非常に不安」と話していました。
住民グループはJR東海にも、回答と懇談を求めています。
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