3年ぶりの開催を予定しているおわら風の盆まで残り2週間となりました。9月1日からの本番にむけて、稽古が本格的にはじまっています。

富山市八尾町の鏡町では、17日夜から踊り手と地方(じかた)の合同稽古がはじまりました。

例年、地方の生の演奏や唄にあわせ、踊り手らが、独特の所作(しょさ)を練習しますが、今年は密集するのを避けるため、会場を別々にして稽古に取り組みました。

公民館には小学生以上の踊り子らが参加。輪になってお兄さん・お姉さんの踊りを身振り手振りで真似をする様子が見られました。

一方、町内にある杉風荘(さんぷうそう)では、胡弓や三味線の調べと、優雅な歌声が響いていました。

今年のおわら風の盆は、前夜祭は中止。また一般車両の駐車場も設けないなど、規模を縮小して開催されるということです。

(ひとこと)
ことしのおわらは伝統文化の継承を第一に考えた「小さなおわら」との位置づけ。そのため毎回夜通し行われている「おわら」も今年は3日間とも、午後11時で終了します。また一般車両の駐車場もありません。見学する場合は公共交通機関を利用してください。