宮崎市の宮交ボタニックガーデン青島にある世界最大級の花、ショクダイオオコンニャクが開花し、多くの人が見物に訪れました。
(長友幸生)「きのうから開花が始まったショクダイオオコンニャクですが、きょうは完全に開花しています。直径は1.5メートルほどだということです」
インドネシアのスマトラ島に自生し、絶滅危惧植物に指定されているショクダイオオコンニャク。世界最大級の花で高さは2メートル43センチ、花の直径は1メートル50センチあります。
8日正午すぎから「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる部分が開き始め、9日未明に完全に開花しました。
ショクダイオオコンニャクの開花は、全国で30例目、宮崎県内では初めてです。
植物園は9日、午前6時に臨時開園され、朝から多くの人が訪れていました。
(訪れた人)「お花おっきい」
「あーすごい、冥土のお土産だ。おとといは、棒、棒。91年生きてるけど、一番なんか感動的な植物」
(宮交ボタニックガーデン青島・前田高志所長)「8年間かけてやっとの思いで咲いてくれたので、ほっとしたという気持ちとですね、あとワクワクそういったところをほんときのうは感じたところでした。」
担当者によりますと、通常、開花が始まってから、1日から1日半ほどで、花が閉じて倒れてしまうということです。
宮交ボタニックガーデン青島では、現在、ショクダイオオコンニャクの新しい株を栽培しているそうで、また、何年後かに開花が見られるかも、ということです。














