オウムと同じアレフの”出家制度” 「子どもが音信不通に」相談相次ぐ

神奈川県の住職で「日本脱カルト協会」の顧問を務める楠山泰道さん(76)。

オウムやアレフ信者らの脱会を手助けする活動を30年以上続けています。

(楠山泰道さん)
「これがアレフの宗教理念。アレフに入らなければ見ることはできない」

これは楠山さんが元信者から入手したアレフの内部資料をコピーしたもの。

(楠山泰道さん)
「一番の問題は、出家しなければ"参政権"がない(方針決定に関われない)ということが書かれている」

アレフにおける出家とは、社会との関わりを一切断って心と体、そして財産を教団に差し出すことで、かつてのオウムと全く同じです。

(楠山泰道さん)
「出家することで親と断絶してしまう。親に会わせないということが大きな問題」

これにより、出家した家族と”音信不通になった”という相談が近年増えているといいます。