川崎重工業が下請け企業との架空取引で捻出した裏金をもとに海上自衛隊員に金品などを提供した疑いがあると、防衛省が明らかにしました。
防衛省によりますと、川崎重工業はこれまでに海上自衛隊の潜水艦12隻を製造していて、修理や点検で年間百数十億円規模の契約を防衛省との間で結んでいるとのことです。
裏金をもとにした金品提供の疑いは大阪国税局の税務調査で発覚したもので、現時点では防衛省への過大請求は確認されていません。
また、川崎重工業の発表によりますと、不適切行為の指摘を受けたのは神戸造船工場修繕部と取引先企業で、架空取引で捻出した資金をもとに、社員や海上自衛隊の潜水艦乗組員に金品や物品の購入、飲食の提供などが行われた可能性があるということです。
防衛省は川崎重工業などと連携し、こうした不適切行為の詳細や隊員の規律違反の疑いについて調査を行っています。
注目の記事
「水着をずらして性器を...許せない」スイミングスクールで娘が盗撮被害 インストラクターの男は「バレるリスクも低く都合よかった」なぜ防げなかった? 「二度と被害者を出させない」両親はスクール側に"第三者による検証"求め民事調停を申し立て

物価高対策は実現する?「地方交付金」「年収の壁」「5年で100万円増」…自民党総裁選 5人の政策を比較【Nスタ解説】

「腹が立つ。行く気持ち失せた」"奪われた"万博チケット...誰かが不正ログイン→勝手に譲渡されていた!博覧会協会は『返金・再交付できない』警察への被害届は『受理されない』

服にくっついてイラッ「ひっつき虫」の世界 対処法は?実は“あの製品”開発のヒントにもなっていた

「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村
