いま、食卓を支えるコメの価格が上がってきていて、仙台市内のコメの販売店は大きな打撃を受けています。専門家は「去年の猛暑が影響している」とみています。

米穀店も「びっくり」

仙台市太白区にあるコメの販売店です。この店では、宮城県内産を中心に5種類ほど販売しています。今年に入り価格が少しずつ上がってきているということです。

米工房いわい 岩井一剛社長:
「年を越して徐々に2~3月あたりで1回価格が上がって、現状に至る。(去年より)2~3割くらい値段が上がっています」

米工房いわい 岩井一剛社長

こうした状況について、米工房いわいの岩井一剛社長は驚きを隠せなかったといいます。

米工房いわい 岩井一剛社長:
「コメは値上がりするものだと思っていなかったので、自分自身正直びっくり」

この店では、コメ以外にも弁当やおにぎりなども販売しています。特におにぎりでは具材やノリが値上がりしているため、コメの価格上昇が追い打ちをかけた形です。

米工房いわい 岩井一剛社長:
「コメ以外の原材料もかなり高騰していて、それプラス、コメも値上がりしている状況。価格転嫁も厳しい状況」

こうした商品について、消費者のため今のところ価格を据え置いているそうです。