■第104回全国高校野球選手権大会 第10日目 第2試合(15日 甲子園)

3回戦 高松商業(香川)2ー1 九州国際大付(福岡)

夏の甲子園出場は高松商は3大会連続22回目、九州国際大付は6年ぶり8回目、2回戦では高松商は14-4で佐久長聖(長野)に勝利、九州国際大付は2-1で明徳義塾(高知)に勝利した。

高松商業は去年12月にイチローさんの指導を受けて夏の甲子園へ出場を果たした。
1回、2回戦で2打席連続ホームランを放った1番・浅野 翔吾(3年)が内野安打で出塁すると1死一・二塁のチャンスを作り、この試合4番に入った山田 一成(3年)、去年12月、イチローさんに内角の打ち方を教わった山田がレフト前へ先制のタイムリーを放った。

1対1と同点で迎えた4回、高松商は2死一塁で1番・浅野 翔吾が四球を選びチャンスを広げ2番・井桜 悠人(3年)が四球の後の1球目を狙いセンター前へタイムリー、2対1と勝ち越しに成功した。

2対1と1点リードした5回、先発・渡辺 和大(3年)が2死二塁というピンチを迎え打席には九州国際大付の4番・野田 海人(3年)、チェンジアップをとらえられますがセンター正面のライナー。浅野がランニングキャッチしガッツポーズを見せた。

試合の流れをつかんだ高松商は7回2死二・三塁でこの試合、5番に入った久保 慶太郎(2年)、ストレートを完璧にとらえたが九州国際大付のショート・尾崎 悠斗(3年)がダイビングキャッチで1塁へ好送球、高松商はビックプレーで得点を奪えなかった。

先発・渡辺 和大は最少得点差でも落ち着いたピッチングで9回を投げ120球、1失点で完投勝利、指導してくれた“イチローさんへの恩返し”を誓った高松商が52年ぶりのベスト8進出を決めた。