体液に毒があり、触れると“やけど”をしたかのような皮膚炎をもたらす「やけど虫」。春から秋にかけて活動しますが、特に6~8月は動きが活発になるため、畑仕事やアウトドアを楽しむ際は注意が必要です。

周囲が赤く腫れ、線状のやけどのような傷。
突然、体にこのような炎症が現れたら、「やけど虫」の仕業かもしれません。

「アオバアリガタハネカクシ」、通称「やけど虫」。体長は6.5〜7.5mm、黒とオレンジの毒々しい色で、背中には青みがかった羽。アリのような形をした虫です。
富山市科学博物館によりますと、攻撃性はないものの、誤って人や動物が触れると「ペデリン」という有毒の体液が出て、皮膚に炎症が起ってしまうといいます。