宮崎大学は、大阪市の企業と共同で、野鳥が飛来する湖や沼の水から鳥インフルエンザウイルスを検出するための研究を始めました。
宮崎大学では、これまで調査用の池に飛来した渡り鳥のフンを採取して鳥インフルエンザウイルスの調査を行ってきましたが、飛来シーズンの早い段階では採取できるフンの量が少ないことが課題になっていました。
そこで、渡り鳥が飛来する池の水をドローンを使って採水し、その水からウイルスを検出する調査方法を去年から試験的に開始。
ウイルス検出の精度を上げるために、下水から病原体を検出する高い技術力を持つ大阪市の企業「Advan Sentinel」と共同で研究を進めます。
(宮崎大学農学部 山田健太郎教授)
「自治体や自分の養鶏場の近くでやってみようかというような汎用性の高い方法を目指している」
(Advan Sentinel 古賀正敏社長)
「(ウイルスが)どのあたりから入りだしてきて、どんなふうに移動している、私たちの県ではどうかということが分かれば、かなり手が打てるようになる」
共同研究は来年5月末まで行われ、大学では、ドローンを使った調査の有用性を実証し、「宮崎モデル」として全国に展開したいとしています。
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