瀬戸内市が所有する国宝の日本刀「山鳥毛(さんちょうもう)」の、年に一回の一般公開がきょう(8月11日)から備前長船刀剣博物館で始まりました。


羽毛のような波紋が特徴的な、国宝・山鳥毛です。鎌倉時代に瀬戸内市で作られ、戦国武将・上杉謙信の愛刀にもなりました。
さっそく会場には、事前に予約していた300人以上が全国各地から鑑賞に訪れました。


(大阪からの来場者)
「刀剣女子ですかね。模様が華やかな感じがして、反りも深くて面白い。」

山鳥毛以外にも、織田信長に愛された長船派の初代刀工・光忠の刀など、瀬戸内市で作られた38ふりも展示されています。

(備前長船刀剣博物館 杉原賢治さん)
「先人たちが育んできた、刀剣の文化に触れていただければ」


山鳥毛が鑑賞できる特別展「長船の系譜」は、9月25日まで備前長船刀剣博物館で開かれています。