SNSに漁師が投稿した画像に岩手県水産技術センターの研究員が驚きました。
「まさか生き残っていたとは・・・」

そこには、ヨーロッパで“高級食材”として大人気だというある「貝」の姿が、はっきりと写っていました。

2023年4月、岩手県釜石市にある県水産技術センターの寺本沙也加専門研究員は、岩手県山田町の漁師が「これは何だ?」というコメントと一緒にSNSに投稿したある貝の画像にくぎ付けになりました。
「日本に生息するどの貝でもない!体に電気が走るような衝撃を感じました」

ホタテ貝にも似た丸みを帯びた独特の貝殻の形。それはまぎれもなく30年以上前に岩手から姿を消したとされる「ヨーロッパヒラガキ」だったのです。