自民党の派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正案は午後、衆議院本会議で採決され、与党と日本維新の会の賛成多数で可決する見通しです。国会から中継です。
「抜け穴だらけ」と指摘されてきた改正案ですが、いくつもの重要な点について、岸田総理は「詳細は今後詰められる」と説明していて、改正案の生煮えぶりが浮き彫りとなっています。
改正案では、政党から議員個人に支給される政策活動費について、「10年後に領収書などを公開する」としていますが、これに対し、野党は「10年後に不正が発覚しても時効で誰も罰せられない」「黒塗りを認める基準をどう決めるのか」などと問題点を指摘しています。
これに対し、岸田総理は「ルールについては、これから詳細を詰め、合意していくことになる」などと述べるにとどめていて、政府関係者は「時間がない中、幅広い与野党の合意を得ることを考えたら、こういう形にするしかなかった」と法改正を急ぐ結果、詳細が詰められていないと認めています。
立憲民主党 長妻昭 政調会長
「再発防止すると言いながら作った法案がざるだらけ、と言うかざる法、抜け穴だらけの法案、何の反省もない」
改正案は午後の衆議院本会議で可決し、参議院に送られる見通しですが、実効性のある政治改革の議論が求められています。
注目の記事
【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)【前編】

【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)【後編】

「道が分からんのよ…」午前3時、車道の真ん中に93歳の男性 携帯には大量の不在着信 25歳の女性がとっさに取った行動は 広島


「水着をずらして性器を...許せない」スイミングスクールで娘が盗撮被害 インストラクターの男は「バレるリスクも低く都合よかった」なぜ防げなかった? 「二度と被害者を出させない」両親はスクール側に"第三者による検証"求め民事調停を申し立て

物価高対策は実現する?「地方交付金」「年収の壁」「5年で100万円増」…自民党総裁選 5人の政策を比較【Nスタ解説】

「腹が立つ。行く気持ち失せた」"奪われた"万博チケット...誰かが不正ログイン→勝手に譲渡されていた!博覧会協会は『返金・再交付できない』警察への被害届は『受理されない』
