解散・総選挙はいつ?

23ジャーナリスト 宮本晴代
「岸田総理は『今は解散は考えていない』と言っていて、9月の総裁選に勝った後、タイミングを探るんだと思います。
ただ、これは岸田さん自らが総裁選に勝つという前提になっているわけです。自民党の中からは『ちょっと甘いんじゃないか』『国民が政治とカネの問題をそんなにすぐに忘れるとは思えないし、ちょっと楽観的すぎませんか』という声が聞こえてきています。そもそも、今回の法改正を巡って自民党の麻生副総裁、茂木幹事長など有力者との溝もできてしまいました。なので、そう簡単に岸田さんが勝てるとは見通せないと思います」
小川彩佳キャスター:
ここに至るまでの長い経過を追ってきましたが、このドタバタぶりをどうご覧になりますか。

ジャーナリスト 浜田敬子さん:
この裏金問題が発覚して半年ぐらい。その間に、なぜこの問題が起きたのかという実態も解明されず、政治とカネの本質的な議論もされず、そもそも、なぜ政治に金がかかるのかということも解明されないままに法案が通されようとしている。
私たちはこの間、自民党に改革の意思もなければ当事者能力もないということはよくわかったわけですけれども、多少修正したからといって、公明党や維新はこれに賛成して本当にいいんですか?と問いたいと思います。
そして解散については、本当に私達はなめられてるのかなと思いますよね。やはり覚えておきたいのは、解散・総選挙がいつになったとしても、この問題は本質的に全く解決されてないという、そのことだけは覚えておかなくてはいけないと思います。
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<プロフィール>
浜田敬子 さん
ジャーナリスト
元「AERA」編集長
元「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長














