今年の春闘は高い賃上げ率となりましたが、物価高に賃上げが追いつかない状況は続いています。働く人のランチ事情にもしわ寄せが…。
ランチ時、都内の公園。
20代
「低温熟成の納豆(おにぎり)です。コンビニで買うのも1000円以内くらいに収めたい」
ある調査では、働く人の平日ランチにかける予算は2年連続過去最高の452円。ワンコイン以下なのは…
50代
「あまり聞かないよね、もうワンコイン(ランチ)は」
20代
「弁当でも600円とか700円」
20代
「(弁当費は)300円~400円。夜(お弁当を)作って、1週間分を準備して持ってくる」
節約のため、手作り弁当の人が増えているからです。
50代
「基本は(家族に)弁当を作ってもらって持ってくる。(給料が増えていくのは)期待できない」
4月の現金給与総額は1人あたり29万6884円。歴史的な賃上げ率となった春闘を背景に、去年より2.1%増えました。しかし、物価の上昇を反映した実質賃金は0.7%の減少。過去最長の25か月も物価高が賃上げを上回っています。
家計が圧迫される中、オリジン弁当は一番人気の税抜き297円のタルタルのり弁当を“値上げしない価格戦略”をとっています。
オリジン東秀 商品開発部 伊藤寛師 部長
「『ワンコイン、500円でランチを食べていただきたい』。最安値を“フック”にご来店いただきたい」
その代わり、なすの辛味噌炒め弁当はタレを改良し、去年よりも9円値上げして税抜き499円に。そのほかの商品の一部も2月に値上げしました。
企業も価格戦略で頭をひねりますが、お財布事情は厳しいままです。
20代
「賃金のベースが上がってくれれば物価が上がっても問題ない」
専門家は凍りついた消費マインドの改善が重要だと指摘します。
野村総合研究所 木内登英 エグゼクティブ・エコノミスト
「賃金が上がってもなかなか消費に回さない、結構重症という感じがする。物価高と円安を放置してしまったことで、個人の間に物価高懸念が染みついた。円安を食い止めるのが重要」
歴史的な円安が続くと物価を一段と押し上げることにつながり、実質賃金のプラス転換がさらにずれ込むことになります。
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