山梨県北杜市の明野処分場で国の指針値を超えた有機フッ素化合物が検出されたことがわかり、県はあすにも周辺の川や地下水の調査を行います。

明野処分場で検出されたのは有機フッ素化合物のPFOSとPFOAです。

人体に対してコレステロール値の上昇や発がんなどとの関連が報告されていますが、国内で人への健康被害は報告されていません。

県が5月行った調査の結果、処分場内で雨水を集めた処理前の水と、排水基準に適合するよう処理した後に河川に放流する水が国が定めた指針値を上回りました。

敷地内の調整池や井戸水は指針値を下回っていました。

長崎知事は5日の会見で「敷地の外に影響が及んでいることは考えにくい」としています。

県はあす6日にも周辺の川や地下水に影響がないか調べるとともに、地元住民への説明会も開催する予定です。