ことし2月に当選した滑川市の水野達夫市長が、旧統一教会の関連団体、県平和大使協議会から選挙応援を受け、当選後、そのお礼として団体の総会であいさつをしたと明らかにしました。

滑川市の水野達夫市長は10日の定例記者会見で、旧統一教会関連団体との関わりを明らかにしました。

水野達夫 滑川市長:
「(記者:Q選挙応援のお礼の意味合いはあった?)今思えばそういう形にもなるのでしょうけど、一度お話をさせてもらったお礼という…」

今年2月6日の市長選で保守分裂の激戦を制して初当選した水野市長。

選挙前の1月中旬、水野市長は旧統一教会の関連団体である県平和大使協議会から依頼を受け、教団関係者らを前に1度、演説をしていました。

水野達夫 滑川市長:
「私は後援会活動をしていますので、途中で「話を聞きたい」と言われたので、話をしに行った。そういう人たち(教団関係者)が集まっている施設に行ってお話をしたという(記者Q:教団側の施設ですか?)「(滑川)市内の施設です」


選挙の21日後に富山市内で開かれた県平和大使協議会の総会で来賓としてあいさつするよう頼まれ「選挙応援のお礼」として壇上で挨拶しました。

「(記者Q:当時は認識なかったのか?)まったくないです」
(記者Q:まったくわからないものなのですか?)私たち政治家とすれば話を聞きたいと言われれば主義主張が違っているところでも行って話をしてくると思いますし」「どこでも行きますよ。話をしてくれといわれれば。1票でも多くというか、そのときは後援会の加入を全部お願いしている立場ですけども、そういう立場で話を聞きたいと言われれば、それはどこでも行きます」

10日の会見で水野市長が関連団体と関わりについて明らかにしたのはこの2回のみで、当時は県平和大使協議会と旧統一教会の関連は知らなかったということです。

水野達夫 滑川市長:
「もうちょっと考えてから行けばよかったなというふうにも思いますけど、もうあとのまつりなので。行ってあいさつしたことに関してはその時点ではまったく認識ないので、そういった形でやらせていただいたが、今後については一度立ち止まって考えていきたいとは思っている」