アメリカのバイデン大統領は、イスラエルがガザでの恒久的な停戦を含む新たな提案をまとめたことを明らかにし、ハマスに対して受け入れるよう求めました。
アメリカのバイデン大統領は5月31日、ホワイトハウスで演説し、パレスチナ自治区ガザでの戦闘停止や人質解放をめぐってイスラエルが新たな提案をまとめたことを明らかにしました。
バイデン氏によりますと、新たな案では、まず、6週間の停戦期間を設け、その後、▼ハマスが拘束する人質全員の解放や、▼ガザでの恒久的な停戦について話し合うとしています。
イスラエルとハマスの間接交渉ではハマスが人質解放と引き換えに恒久的な停戦を求めていましたが、イスラエル側が応じず膠着状態になっていました。新たなイスラエルの提案は30日にハマス側に示されたということで、アメリカ政府高官は「ハマスが数週間前に提案していた内容に近い」と説明しています。
アメリカ バイデン大統領
「新しいステージを始めるべき時です。人質は家に帰り、イスラエルは安全になり、苦しみはおさまります。戦争を終わらせる時が来たのです」
バイデン氏は「ハマスにはもう一度、去年の10月7日のような大規模な攻撃を行う能力は残っていない」とも指摘。ガザ侵攻の長期化はイスラエルの国際社会からの孤立を招くとの認識を示し、「戦争を終わらせる時が来た」と強調しました。
これに対しハマスは31日、バイデン大統領が明らかにした提案を「前向きに捉えている」などとする声明を発表しました。
ハマスは、これまで要求を続けてきた恒久的な停戦や、イスラエル軍のガザからの完全撤退に触れ、「イスラエルがこれらに対する取り組みを明確にするのであれば、積極的かつ建設的に対応する用意がある」などと述べています。
イスラエルとハマスの戦闘停止などに向けた交渉は中断した状態が続いていて、今回の提案を機に再開されるかが注目されます。
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