災害時に避難指示などの情報を伝えるLアラートの訓練が行われ、高知県の職員らが市町村から入力された情報に誤りがないかなど、連携を確認しました。

「暴風波浪警報が発表されました第1配備の入力をお願いします」

高知県庁で行われたLアラートの訓練には県や県内全ての34市町村、11の報道機関が参加しました。

Lアラートは災害時に、市町村や県が避難指示や被害などの情報を報道機関に送り、一斉に伝えるものです。

訓練は大雨の時期を前に毎年行われていて、今回は台風の接近により高知県内全域で暴風や波浪警報などが出されているという想定です。県の職員たちは各市町村から必要な情報が入力されているか、誤りがないかなどを入念に確認していました。人事異動や災害の発生頻度によっては担当者がシステムに慣れていないこともあり、訓練では、電話で入力や体制について確認する場面も見られました。

(高知県危機管理・防災課 窪添秀行 チーフ(情報担当))
「テレビや市町村から出される避難情報を捉え、早めの避難行動につなげてもらいたい」

県は6月には緊急地震速報の訓練を予定しています。