仙台市の秋保地区に「国内最大級」の太陽光パネルの製造工場などを建設する構想があることが分かりました。地元住民は、景観が損なわれるなどとして反発しています。

太陽光パネルの製造工場などの建設構想があるのは、太白区の秋保町の国道457号線の両側に広がる山林です。事業者は沖縄に本社を置く「CES合同会社」で、今年3月、地権者を対象にした説明会で配布された資料では、2027年5月に本体工事に着手するとしています。

これを受け29日、構想に反対する住民およそ100人が集会を開きました。事業者の資料では、「国内最大級」の工場としていて太陽光発電所を併設する計画です。参加者からは景観への影響や土砂災害を危惧する声が聞かれました。

集会の発起人・安藤哲夫さん:
「(山林に)巨大なものができるということは、田んぼとか、景観だけでなくて植物にも影響が及ぶ」

一方、地権者との取引を仲介する市内の不動産会社は「まだ構想段階で、行政への申請もしていない」と話しています。