山梨県立巨摩高校の生徒が空き家の活用や交通インフラの整備など、SDGsの活動を基にした対策を南アルプス市に提言しました。

県立巨摩高校はSDGsによる課題研究を行っていて、8月9日は3年生の代表が人口減少対策など6つのテーマの取り組みを南アルプス市に提言しました。


このうち市内に約4500戸確認されている空き家については、市の豊富な木材を使用して会員制の民宿などに改修することを提案し、一定の利益が見込め、景観の改善にもつながるとしました。

提言のプレゼンを行う高校生


南アルプス市に提言を行う高校生:
近い将来、市外からの訪問者が今よりも多くなることが見込まれています。
観光要素を取り入れた活用を行っていくことが、今の南アルプス市の空き家問題に求められていることではないでしょうか。

市に提言を行う高校生

またコストコの出店などで懸念される交通渋滞が大気汚染や交通事故の増加につながるとして、特定の道路を有料化して交通量の抑制を図ることも提案しました。

提言した生徒:
国内では実施している例が少なかったので、海外ではこういう事例が採用されていて、結果こうなったという事を知れたのはとても良かった。

インタビューを受ける高校生

南アルプス市は市の課題解決の切り口につながるとして、提言を取り入れた政策を検討していきたいとしています。