山梨市の男性が4年前に前の職場を退職し、峡東地域を拠点に祖父が始めた養蜂業を受け継ぎました。
新しいブランドも立ち上げチャレンジを続けています。

4年前、祖父の代から続く養蜂業を継いだ奥山博也さん。


この日、父の博文さんと行うのは、巣箱からハチミツを集める採蜜作業。
今年最初の採蜜です。
働き蜂が分泌する蜜蝋の量を見て、蜜の状態を確認していきます。


山梨市の養蜂家 奥山博也さん:
「ふた(白い部分)が3割ほど被ると採蜜できる」
Q.白いのが被っていた方がいいってことですね?
「そうですね」
Q.今年の蜜の溜まり具合は?
「去年は気温が高かったので花が咲くのが早かった。ハチの成長が遅かったかもしれません、今年は」

一つの巣箱には、女王蜂を中心に2万匹から3万匹の蜂が群れを作っています。
意外にも博也さん、最初の頃は蜂が怖かったといいます。

博也さん:
「最初は怖かった。もう目の前でブンブンしているのが怖くて逃げて、親父に怒られたりしました。今は慣れて大丈夫」
蜜を絞るときに邪魔になるので、蜜蝋が覆い被さっている部分を取り除きます。

Q1シーズンに何回採蜜できる?
博也さん:
「5回くらい。調子が良ければ一週間から10日に1回(採れる)」


祖父の代から使っている遠心分離機。
1つの巣箱から採れるハチミツは約10kgです。

博也さん:
「去年から育てていたハチが今年も集めてきてくれて、良かったなと思う瞬間」


博也さん:
「子供のときは瓶詰めや分離機にかけてハチミツを絞るとか、その程度だったが、父が腰を痛め何か月か仕事ができず、手伝ったことがきっかけで養蜂家になった。祖父から継いで欲しいという話もあったので、結果的に良かったと思っている。専門的な知識などを蓄えていく中で、誇りある仕事だと今は思っている」

祖父・操さんの作っていたハチミツはファンが多く、今でも全国から注文が来るそうです。

それらの商品も残しつつ博也さんは2年前、女性や若い人に興味を持ってもらおうと、デザインを一新した「丘の蜜」という新しいブランドを立ち上げました。

また最近は、マルシェへの出店も積極的に行っています。

こちらでは、博也さんが蜜蝋を提供しているキャンドル作家の石原さんと協力することで、お互い新たなファンの獲得に繋がるなど、相乗効果が表れています。


購入した人は:
「香りが豊かでとてもおいしい」
「おいしいです」


この日やってきたのは、標高約1500mの山梨市牧丘町柳平。
新ブランド・丘の蜜のひとつ「高原蜜」を採集します。





山梨市の養蜂家 奥山博也さん:
「祖父や父が残してくれた養蜂業を、これからも守っていきたい。
山梨は自然豊かなのに養蜂家が少ない。
ハチミツは身近なようで身近ではない。
新しい取り組みとしては、異業種の方と交流する中で新たな発見やアドバイスをもらえる。
そういうことを通じて、山梨の養蜂を盛り上げていきたい」














