北朝鮮メディアは、「軍事偵察衛星」をきのう打ち上げたものの失敗したと報じました。専門家は、失敗も織り込み済みで、「中長期的なプログラムを持っている」などと指摘しています。
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮がきのう午後10時44分ごろ、北西部・東倉里付近から黄海の南側に軍事偵察衛星とみられるものを発射したと発表しました。直後に、黄海上で多数の破片を探知していて、空中で爆発したとみています。
北朝鮮の朝鮮中央通信は、きのう、「軍事偵察衛星」を新型ロケットに搭載して打ち上げたものの、空中で爆発し、失敗したと報道。新たに開発したエンジンに「原因がある」と伝えました。
専門家は次のように指摘しています。
慶應義塾大学 礒崎敦仁教授
「昨年3回のうち2回は失敗しているので、失敗の可能性も織り込み済み。ただ、その原因を究明して、きちんと次に繋げていくという中長期的なプログラムを彼らは持っている。昨年は1基ようやく打ち上げに成功し、軌道に入れた。今後、これを続けていく意志が強いということ」
また、日中韓サミットにあわせた発射については否定したうえで、「開発の進捗度に応じて、彼らのペースで打ち上げたとみるべき」だと指摘しています。
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