8日午前、朝日町の富山湾沿岸で漁をしていたと見られる男性の行方がわからなくなっています。伏木海上保安部の巡視船やヘリコプターが出て捜索しましたが手がかりはつかめていません。

行方がわからなくなっているのは、朝日町の漁師、岡本信夫さん(77)です。

伏木海上保安部によりますと8日午前10時ごろ朝日町泊の沿岸2~300メートルの沖合いで岡本さんの第三信丸(0.4t)が停泊しているものの人影がなく、岡本さんの携帯電話や家族に連絡しても所在がわからないと、漁を終えた泊漁協の副組合長から118番通報がありました。

通報を受けた伏木海上保安部は、巡視船「やひこ」と「のりくら」を出動させたほか、新潟航空基地からもヘリコプターが出動し、日没まで捜索しましたが手がかりはつかめませんでした。伏木海上保安部は9日も巡視船2隻とヘリコプターで捜索を行う予定です。

岡本さんは普段、第三信丸で一人で刺し網漁に出ていますが、7日の午後5時ごろに家族が確認したのを最後に行方がわからなくなっています。

伏木海上保安部によりますと、8日午後0時の朝日町の海上は晴れで、風は西南西3.6メートル、気温34.3℃、波はなかったということです。