自民党の派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正をめぐり、衆議院の特別委員会できょうから各党の法案提出者に対する質疑が始まりました。国会記者会館から中継です。
後半国会、最大の焦点となっている政治資金規正法の改正ですが、野党は自民党案は「裏金活動の自由を守るため」だと批判しました。
立憲民主党 柚木道義 衆院議員
「(政策活動費の)領収書・明細書を公開しないというのは、裏金活動の自由を守るためではないですか。なんで公開できないんですか、何かやましいんですか」
自民党 鈴木馨祐 衆院議員
「公開にはどうしてもなじまない、そういったものも存在するのも事実です。支出の項目について、しっかり収支報告書の本体に記載していく対応で進めていきたい」
特別委員会では、各党が提出した法案について、それぞれ提出した議員らに対する質疑が行われています。
パーティー券の購入者の公開基準について、野党の一部が「5万円超え」への引き下げを主張しているのに対し、自民党は「10万円超え」を主張していて、自民党側はその理由について問われると、「寄付とは異なり、現行法上、その他の収入について公開基準が1件あたり10万円とされている。キリが良く基準として分かりやすい」などと答えました。
法改正をめぐっては、「政策が歪められている」として、他党が求めている企業・団体献金の廃止などについても自民党は存続を主張していて、与野党の落としどころは全く見えていません。
注目の記事
【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)【前編】

【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)【後編】

「道が分からんのよ…」午前3時、車道の真ん中に93歳の男性 携帯には大量の不在着信 25歳の女性がとっさに取った行動は 広島


「どれだけ泣き叫んでも、本人は二度と目を覚ましてくれない」24歳の息子を奪われた両親…受け入れられない現実【小樽飲酒運転事故から1年《第1部》】

「水着をずらして性器を...許せない」スイミングスクールで娘が盗撮被害 インストラクターの男は「バレるリスクも低く都合よかった」なぜ防げなかった? 「二度と被害者を出させない」両親はスクール側に"第三者による検証"求め民事調停を申し立て

物価高対策は実現する?「地方交付金」「年収の壁」「5年で100万円増」…自民党総裁選 5人の政策を比較【Nスタ解説】
