■体操・第63回NHK杯 男子2日目(19日、群馬・高崎アリーナ)
パリ五輪の切符をかけた最後の戦い、体操・NHK杯が高崎アリーナで開催。
男子は既にパリ五輪代表内定を決めている橋本大輝(22、セントラルスポーツ)を除く4人が今大会でパリ五輪代表に選出され、優勝した岡慎之助(20、徳洲会)をはじめ、五輪2大会連続出場となる萱和磨(27、セントラルスポーツ)、谷川航(27、セントラルスポーツ)、そして初出場となる杉野正尭(25、徳洲会)がパリ五輪への切符を手にした。
4月に行われた全日本個人総合と今大会2日間の合計得点上位2人(岡、萱)と、さらにチーム貢献度により谷川、杉野の計4人が、見事代表の座をつかんだ。
初のパリ五輪内定を決めた岡はあん馬でミスが出たものの、得意の平行棒で14.466を叩き出した。最後の鉄棒では着地をピタリと決めて観客を沸かせた。
試合後、「目標だったパリ五輪代表内定を決められてホッとしている。怪我もあって凄くきつい道のりだったけど、ここまで来られると証明できた。パリ五輪では自分の若さでチームに勢いをつけて金メダルをとりたい」と強く意気込んだ。
15日の公開練習で右指を負傷した橋本大輝は今大会を欠場。試合を見ていた橋本は「パリ五輪に向けて準備していくことが最優先。NHK杯に出たい気持ちを抑えた。怪我を治すことに集中してパリ五輪に向けて全員で戦っていきたい」と語った。
【男子2日目 結果】
1位 岡慎之助 342.727点
2位 萱和磨 341.426点
3位 土井陵輔 340.660点
4位 田中佑典 340.392点
5位 杉野正尭 339.861点

















