岐阜県高山市で、全国的にも珍しい丸い形の田んぼ、「車田(くるまだ)」の田植えが行われました。

車輪のように円形に苗を植えることから「車田」と呼ばれるこの丸い田んぼは、現在も、高山市や新潟県佐渡市に残っているということです。

高山市の「飛騨民俗村 飛騨の里(ひだのさと)」では、全国的にも珍しい、この郷土の風習を観光客らに知ってもらおうと、きのう施設の職員が、田植えを行い、中心から円を描くようにもち米の苗を植えていきました。

(大阪からの観光客)
「やり方が一つ一つ決まっていてそれに沿ってやっていて、田植え歌なども流れていて楽しそうだった。絶えることなく広まっていったらいいなと思いました」

合掌造りと車田ののどかな風景。収穫したもち米は大福餅にして、来場者に振る舞われる予定だということです。