食卓で愛されるブリの幼魚フクラギ。秋がシーズンといわれますが、今年の4月の漁獲量は過去10年で最も多かったんです。しかもお腹からたくさんのホタルイカが…。一体なぜ、調査してきました。

こちらは5月12日に撮影されたスーパーでの写真。パックいっぱいに盛られたフクラギの刺身がなんと298円!激安です。

フクラギは「福が来る魚」として人気の出世魚で富山湾の冬の味覚を代表するブリに成長します。

本来は秋に漁の最盛期を迎えるフクラギに今、異変が起きているのです。

富山県水産研究所によりますと、県内のフクラギの水揚げ量は4月が60トンと例年の5倍…。過去10年でみても最も多くなりました。

嘉藤奈緒子アナウンサー:「(スーパーの)鮮魚コーナーに行ってみますと、ぎっしりとふくらぎの刺身が並んでいます。ただ、そこまでかなり安くなっているというわけではないですね」

バロー滑川店 高野壮壽さん:「きょうは漁獲量が少なくてこのお値段なんですけれども、先週末くらいでも漁獲量が例年に比べて多くて、お客様にお求めやすい価格でご提供できているかなと思います」

その日によって漁獲量が大きく異なるフクラギ。