アメリカで、世界で初めて遺伝子を改変したブタの腎臓の移植手術を受けた患者が亡くなりました。
AP通信などによりますと、11日に死亡したのは、3月にアメリカ東部のマサチューセッツ総合病院で遺伝子を改変したブタの腎臓を移殖する手術を受けたリチャード・スレイマンさん(62)です。
スレイマンさんは順調に回復し、自宅で療養していたということで、病院は家族に「移植が原因で亡くなったとは見られない」と発表しました。
アメリカでは先月、54歳の女性が同様の移植手術を受けています。
これまで、2人にブタの心臓を移植した例がありますが、いずれも数か月後に死亡しています。
アメリカでは臓器移植を待つ10万人を超える患者がいますが、毎年、数千人以上が移植を受けられず死亡していて、動物の臓器を人間に移植する「異種移植」が進められています。
注目の記事
若者に広がる住宅ローン"50年" 建築コスト増で総返済額より毎月の支払いを重視…金融機関・購入検討者・ハウスメーカー・FP それぞれのリアル 35年返済は終焉に向かうのか

【独自】「私が母でなければ…」山上被告の母が語る後悔 “献金”の実態は? 旧統一教会めぐる2つの裁判の行方【報道特集】

「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】

「別腹」は気のせいじゃない…正体は脳と胃が連動して起こる “生理反応” 食べたい誘惑に打ち勝つ!医師が解説

クマ外傷の9割は“顔面”を損傷「鼻を拾って外科手術で…」100例以上診た医師が語るクマ襲撃のリアル「精神的なダメージも深く」後遺症でかすむ日常

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿









