トラックが高架橋の高さ制限を示すゲートに衝突する事故が今月3日、富山県小矢部市の県道でありました。ゲートへの衝突はことし5月にも…。高架橋の上には線路が敷設されていることから、道路を管理する県は「線路は無事であり、ゲートの役割を果たした」と困惑気味に話しています。
3日午後6時半ごろ、富山県小矢部市東福町のあいの風とやま鉄道(石動駅ー福岡駅間)の高架下の県道で、50代の男性が運転するトラックが高さ制限3.5メートルを示すゲートに衝突しました。
トラックの荷台に設置されているクレーンがゲートに衝突したもので、トラックは高架橋の直前で止まりました。運転していた男性にケガはなく、高架橋の線路にも影響はありませんでした。
ゲートは衝突のため中心が折れ曲がっていて、補修するまで道路は通行止めとなっています。
現場では、ことし5月にも荷台のウイングが開いたままのトラックがゲートに衝突、大破する事故が起きていて、道路を管理する県高岡土木センターが、仮のゲートを設置していました。
土木センターは「仮のゲートは壊されたが、高架橋の線路は無事であり、ゲートの役割を果たした」と困惑気味に話しました。
事故が続いたことについて聞くと、「ドライバーから見て高架橋の高さが明らかに低ければ、通行をあきらめたり警戒したりするが、3.5メートルの高さだと標識を確認せずに通れそうと思うのかもしれない。通行するときは標識を確認し、高さにも十分注意してほしい」と話しています。