■メジャーリーグ アスレチックス 3-1 エンゼルス(日本時間4日 エンゼル・スタジアム)
“3度目の正直”はならず、偉業達成はまたしても持ち越しとなった。
エンゼルス・大谷翔平(28)が「2番・投手」でスタメン出場、中5日で今季18度目のマウンドに上がった。自身メジャー初、10勝をかけた登板だったが、5回3分の2、99球を投げ7奪三振の3失点で降板。大谷は7回の第4打席で代打を送られ、試合を退いた。チームはわずか1得点と打線の援護もなく、大谷は7敗目を喫した。
この日勝てば、1918年に“野球の神様”ベーブ・ルース(当時レッドソックス)が成し遂げて以来、104年ぶりの“2ケタ勝利&2ケタ本塁打”となったが、23日のブレーブス戦、29日のレンジャーズ戦から3戦続けて偉業達成はお預け。エンゼルスに残留決定後初登板となった大谷だったが、ここまで続けていた自身が持つ日本人メジャーリーガー最長の連続2ケタ奪三振も6試合で止まった。
2018年4月8日以来、アスレチックス戦の勝ち星がない大谷はこの日は3回まで、44球を投げ1安打、5奪三振と得点を許さなかった。
大谷登板では15イニング得点のないエンゼルス打線は3回裏、この回先頭の8番ベラスケスがセーフティーバントで出塁。9番シエラも右安打で続き無死一、二塁とすると1番フレッチャーが初球から犠打を決め1死二、三塁と絶好の先制機を作った。続く大谷はカウント1-1から153キロのストレートをはじき返すも強烈なライナーをサードがダイビングキャッチ。相手のファインプレーに阻まれ、不運にも先制はならなかった。
直後の4回、打ち取ったかに思えた先頭打者の当たりをサード・レンヒーフォ(25)がファーストへ悪送球、エラーでランナーを許すと、大谷は続く3番マーフィーへの1球目、ストレートを引っかけ暴投。ランナーが2塁へ進んだ。その後マーフィーに95マイル(153キロ)のストレートを右前に運ばれ、最悪の形で先制点を失った。
1対1と同点とし、6回、大谷はこの回の先頭2番ローレアーノにスライダーを左前に運ばれ安打を許した。先制タイムリーを打たれていた3番マーフィーに投じたこの試合の84球目は、勝負球として使っていたスライダーが甘く入りレフトへ2ラン本塁打。3対1と勝ち越しを許した。
大谷は5回2/3を投げ球数は99球、被安打7 奪三振7 四死球1 失点3(自責点2)、2桁連続奪三振記録も6試合でストップした。打撃でも3打数無安打で打率.253となった。
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