夏の高校野球、宮崎県代表・富島の初戦の相手は、山口代表の下関国際ということで開幕が楽しみです。
甲子園に挑む富島ナインに、開幕を前に、意気込みを聞きました。

エース 日高暖己投手


3年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた富島。県大会では、全5試合で失点はわずか3と堅い守りが光りました。

躍動したのが、エースの日高暖己投手。
MAX148キロの直球に多彩な変化球も操り、県大会では5試合中4試合を完投。甲子園の舞台ではさらなる飛躍を誓います。

(富島 日高暖己投手・3年)
「甲子園で、はチームの目標である甲子園一勝というのを掲げて、個人の目標はチームを勝たせられるというのと、150キロという大台に乗せたい」


女房役 日柳永遠選手


その日高投手をリードするのが、日柳(ひやなぎ)永遠(とわ)選手。
バッテリーを組んでわずか1年ですが、2人の固い信頼関係が圧巻のピッチングを生み出してきました。

(富島 日柳永遠選手・3年)
「時間がなかった分、コミュニケーションをしっかりとって、少しでも日高投手のことを知ったりして、ブルペンで話し合ったり、一緒に練習したりして仲を深めていった」


ランナー満塁サヨナラのピンチで光った2人の絆


そんな2人の絆が光ったのが日章学園との準々決勝。
同点で迎えた9回、ランナー満塁のサヨナラのピンチ。そして、フルカウントの場面で日柳選手が出したサインは、内角ギリギリのストレートでした。

(富島 日高暖己投手・3年)
「こいつ(日柳選手)やるなって。自分も内角攻めたかったんで、ちゃんとわかってるなという感じ」

(富島 日柳永遠選手・3年)
「甲子園では、まずは楽しくプレーして、一戦必勝で頑張っていきたい」

堅い守りと絆で甲子園初勝利を


また、富島の守備の要がショートの黒木天太選手です。

黒木選手の兄、将胤さんは富島野球部のOBで、2018年のセンバツ甲子園に出場。
しかし、石川代表の星稜に初戦で敗れ、黒木選手は兄の思いも胸に甲子園に臨みます。

(富島 黒木天太選手・3年)
「兄は1回戦で負けていたので、自分は1回戦も勝って、そのまま一戦必勝でどんどん勝ち続けていきたい」


気合十分の富島ナイン。堅い守りと絆で甲子園初勝利を目指します。

(富島 高橋正道主将・3年)
「甲子園に一勝するために今まで(練習を)やってきたので、そのスタートラインに立てることに喜びを感じて、楽しくプレーしたい」


※MRTテレビ「Check!」8月3日(水)放送分から