相次ぐトラブル 福島県は安全管理徹底求める
24日は、IAEA・国際原子力機関の調査団が福島第一原発に入り、処理水放出の作業や設備に問題がないか確認が進められました。
また、午後、福島県庁では予定されていた「廃炉安全監視協議会」が開かれ、東京電力は冒頭トラブルについて説明しました。
福島第一廃炉推進カンパニー・小野明代表「電源A系ケーブルの近傍での掘削であると考えると、掘削によってケーブルを傷つけたということもあると考えている」

福島第一原発では昨年度、処理水を4回に分けて、3万トンあまりを放出しました。今年度は、今年10月までに6回、来年3月に1回の合わせて7回にわたって、5万4600トンを放出する計画となっています。
第一原発では去年10月に作業員が汚染水を浴び、今年2月には排気口から汚染水が漏れるなど、人為的なミスによるトラブルが相次いでいて、今回の停電も人為的なミスの可能性が高いとみられています。
度重なるトラブルに、福島県は引き続き安全管理を徹底した廃炉作業を求めることにしています。














